2009年8月26日水曜日

自民党の選挙戦略

 さていよいよ衆議院選挙が今週末に迫ってきた。
やっぱり勢いは民主党にあるようだし、政権交代も現実味を帯びてきた。
ただ民主党政権が誕生しても手放しでは喜べないだろう。
ここにきて、支持と同じくらいいろいろと批判も出てきている。

 もともと元自民党や旧社会党の残党の寄せ集めだし、ここにきてその勢いに田中真紀子さんまで便乗してしまったし、小沢さんも過去の立派な発言をひっくり返しているし、何よりも日教組と組んでいるのがもっともいただけない・・・そもそも民主党が力をつけてきた、というよりは自民党が自滅したといった方が正しい状況が寂しいところだ。民主党に喜んで政権を担ってほしいとは思えないが、自民党に続けてもらう方がもっと問題だ。
だから今回は政権交代も仕方ないだろうと思う。民主党も一度政権を担って失敗して、そのあと本物の二大政党の一角になれるかが、焦点だと思う。

 さて負け戦の感のある自民党であるが、自民党としてはもはやじたばたせずに負け方を研究すべきであろう。私だったら、たぶん民主党政権もいずれ自滅するだろうから、なるべくダメージの少ない負け方を研究するだろう。比例代表のメンバーなんかは次の政権担当を見据えて若手のホープを並べたらどうかとも思う。

 それと今ネットで展開している民主党へのネガティブキャンペーンは傑作だ。もともと日本人は清々堂々を旨とする民族だから、ネガティブキャンペーンなどはどうも好ましくないと捕らえがちだ。ただこのネットCMはユーモアがあって露骨さがないのがいい。これならばご愛嬌で受け入れられるし、そもそもよく考えたなと感心する。

 YouTubeで「プロポーズ編」と「ラーメン編」と題して民主党を批判しているが、うまく民主党の欠点を捉えてユーモラスに作っている。民主党の場当たり的な人気取りマニュフェストの問題点がよくわかるし、見た人はいずれ民主党政権がボロを出した時にこれを思い出して、「ああやっぱりな」と思うだろう。今度の選挙ではなく、次の選挙を見据えているとしたら作った人は大した戦略家だと思う。

 選挙に大敗して自民党は崩壊するのではないか、という意見の人もいるが、次の次に満を持して「やっぱり自民党でなければダメだ」と再登場できるかが、自民党にとって大事な事だと思う。目先の事に囚われずに選挙を乗り越えられるか、ちょっと興味深い。

 さて、いよいよ投票日は今度の日曜日。また子供を連れて行きたいと考えているが、ガードをどう潜るか、個人的にはそれにチャレンジしてみたいと思う・・・


これがとっても面白い
【自民党ネットCM プロポーズ篇】

【自民党CM ラーメン篇】


【本日の読書】
「交渉術」佐藤優
「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎

0 件のコメント:

コメントを投稿