2009年2月2日月曜日

恵方巻き

節分である。
節分と言えばやはり「豆まき」である。
まあこれは日本全国どこへ言っても共通である。
子供がいればまず家でやる事になるだろう。

ところが我が家はこれだけではない。
もう一つ行事がある。
それが「恵方巻」である。

東京生まれの東京育ちの身であれば、あまり馴染みがない。
かく言う私も結婚するまでは知らなかった。
ところが関西人と結婚したためこのようなけったいな風習がある事を知る事となったのである。

恵方巻とは節分にその年の恵方(ちなみに今年は東北東である)を向いて目を閉じ、太巻きを願い事を願いながら一言も発せずにまるかじり(関西では「まるかぶり」と言う)するのである。
悪いけどとてもじゃないが願い事なんか叶いそうもない風習だ。
家族揃って黙々と食べるわけであるが、なんともはやという感じである。

ローカルな風習と思っていたらここ数年東京でも恵方巻の文字が目につきだした。
主にコンビニであるので見かけた人も多いと思う。
たぶん常に新しいネタを探しているコンビニ業界であるから、関西のローカル風習に目をつけて東京に持ってきたのだろう。

だが、東京人に広まるのであろうか。
我が家は実権者が有無を言わさずやっているから毎年やるが、東京人同士のカップルのご家庭ではいくらコンビニが頑張っても広まらない気もする。
バレンタインのチョコのようにはいかないだろう。

そもそも何でこんなもの広めようと思ったのだろうか?
単なる話題作りだろうか、季節のイベント作りだろうか?
米食推進委員会みたいなものが自給率アップのために取り組んでいるのだろうか?
別に文句があるわけでもないし、(あっても言えるわけないし)子供たちも喜んでいるので季節のイベントとして我が家ではこれからも続くだろう。
何もないよりいいだろう。
そういうわけで明日の我が家の夕食は太巻きなのである・・・

    

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